あれっまだ暗い…何時だロ…あ…3:56…うーん…あ…起きなきゃ。
2015/8/31
およそ4時起床。
登山用のインナー上下(長袖、タイツ)を着て寝たらとても暖かかったので寒くて目覚めることはありませんでした。
ぼくはツーリング中に登山するのは去年、一泊だけのショートツーリングで2日目に那須の茶臼岳を登ったことがあるだけで、殆どはじめての経験です。
不安で一杯の中、昨日買った食料を少し食べ、水、補給食、貴重品、雨具をサコッシュに詰めてカメラを持って出発です。
今回使っていたサコッシュはこちら:USPS サイクリング ショルダーバッグ サコッシュ 自転車用
1000円しないので万が一無くしてもそこまで痛手ではない…(最終日に無くした…)
1000円しないので万が一無くしてもそこまで痛手ではない…(最終日に無くした…)
普通のサコッシュ。縦は500mlペットボトルくらい。 |
畳めば手のひらサイズなのでいつも持って行っています。まさかこれで登山することになるとは。
暗い中テントをたたむ余裕は無いので張ったままです。
何か盗まれたらその時はもう。。しょうがないです。。(覚悟の上)
4時半、登山開始です。
まだ暗い中の出発。不安でいっぱい。 |
ライトは各種持っているので暗くて歩けないということは全くありませんでした。
ちなみにシューズはそのままSPDです。
ですがこのシューズ、殆ど登山靴で、GORE-TEXです。(オーバースペックかも)
Shimano MT71 MTB SPD Shoes 2015
日本では売られていないみたいで(SHIMANOなのに…)、ぼくはCRCで買いました。上のリンクもCRCです。
ほとんど登山靴 |
サイズをミスって少し小さかったですが、自転車に乗るだけなら何も問題ないサイズ。
登山でもまあ大丈夫だろうということで今回はコレを履いてきました。
風穴(2合目)到着(5:00)
上の黒いところが多分風穴。 |
雲海(のようなもの) |
羊蹄山は蝦夷富士と言われるだけあって、結構な山。N合目看板もあります。
4合目(5:45) |
5合目くらいまで来て振り返ると、ニセコがよく見えます。
すごく曇っているように見えますが、西の空は晴れています。
希望を持ちつつ更に登ります。
シマリスくん!!!!!!!!!!! |
だんだん岩が多くなってくると思うこと…それは…
SPDめっちょ滑る!
クリートこんなに滑るんですね…
次は必ずクリート外すか、クリートカバー的なのを付けよう思いました。
ヒーコラ言いながら登って行くと、ついに9合目に到着です。(7:41)
9合目からの眺め |
(誰も居なかったので本当に叫んだ)
写真じゃ伝わらねえ!!!!
広角レンズが欲しいとはこのことかッ!!
しょうがないからパノラマ写真とか撮ってみた。 |
そしてやっぱり晴れてきました。
今いるのが上の地図で「ココ→」と赤い矢印が書いてあるところです。
羊蹄山は立派な火山なので、お縁回りができます。
ぼくはここから、時計回りに一周しました。
羊蹄山の頂上は倶知安コースだと丁度反対側まで行く必要があるので、そのついでといった感じです。
ちなみに上の地図を見てもわかるように、コースは4通りあります。
今回ぼくが通った倶知安コースは一番難易度が低いコースらしく、整備も行き届いていて急な坂も少なく、快適に登ることが出来ました。
さて、9合目で少し休んでから頂上目指して歩いて行くと色んな植物を見かけます。
写真を撮りながら歩いていると、何かを摘んでいるおじいさんが歩いています。
仙人かと思いましたが違いました。
何を集めているのか訪ねてみると、コレでした。
コケモモというらしく、食べられるらしいのです。
ぼくも食べてみると、最初はとても酸っぱいのですが、いくつか食べると舌が慣れて甘くなってきます。
スモモのめちゃくちゃ小さいやつみたいな感じです。
コケモモ |
おじいさん曰く、避難小屋ルートは道が荒れているので、旧避難小屋ルートを通ったほうが良いとの事でした。
帰りはそっちを通ることに決定。
この辺りは火口がよく見えます。
羊蹄山火口。(まさに巨人のすり鉢) |
ここで、はじめて今日登ってきた人と出会いました。(おじいさんは避難小屋泊)
彼は真狩コースを登ってきたらしく、出発は4時半とのこと。
ぼくと一緒だ!
写真を撮ってもらいました。
登頂! |
しばらく談笑しながらおにぎりを食べ、ぼくは早々に下山を開始します。(と言ってもまずはお縁回り)
ここからの岩場がSPDシューズにはなかなかハードでした。(一回ズッコケた)
こんなかんじの岩場 |
トンデモナイタイムロス。
岩場を抜け、旧避難小屋に向かいます。
旧避難小屋 |
旧避難小屋は基礎より上が取り壊されているみたいで、完全に天空の廃墟でした。
あまり調べないで行ったのでかなり衝撃的でした。
きっとこれに避難小屋と書いてあったのでしょう…
調べてみると、羊蹄山の避難小屋は収容人数が100人から40人に減らされたみたいで、今ある避難小屋はこれの1/3くらいの大きさだそう。
上から見た現役避難小屋 |
ナルホド、100人も収容することなんか殆ど無かったんでしょうね。
北ガス…北海道ガスかな?ハコダテ…
昭和58年9月21日
8名
なんだろう…
とナンダカンダやっていると登ってきたルートに復帰し、下山します。
シマリスくん!!!!!! |
膝がだんだん痛くなってきて、さらにシューズが小さいせいでつま先がガンガン当たり、サコッシュは不安定でバランスが取りにくく…
ボロボロになって下山しました。(13時)
全工程で8時間半、いろいろあって結構長い道のりでした。
戻るとテントはそのままで中も荒らされた様子はなく、大丈夫でした。
身体に力が入らないので少テントの中で休憩してから、片付け、荷造りをして、今日のキャンプ場に向かって移動をはじめました。
後編に続く。
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