2015年12月7日月曜日

丹沢主脈縦走 11/21

母ちゃん!!オレ、ピークハンターになる!!!!!!!


蛭ヶ岳



はじめはサークルの先輩たちから塔ノ岳に写真を取りに行こうという誘いを受け、それに付いていく予定でした。

しかし、ナンダカンダで日程があわなくなり、結局ぼくヒトリで山に行くことになってしまいました。

気分はスッカリ丹沢だったので、行く場所は丹沢で決まっていたのですが、実は塔ノ岳は2回目。

前と同じコースじゃつまらないかな、と思い地図を眺めていると、津久井側から丹沢最高峰「蛭ヶ岳」経由で塔ノ岳まで行くルートを発見。

ちょっと調べてみると、美しい稜線の写真がどんどん出てくる…

行きたい…

地図をもう一度見ると、丹沢の主峰をほとんど通るようなコース。こういうのをピークハントというらしい。

まだ登山はショシンシャなので、行けるかどうかはよくわからない。

ヤマレコで見てみると、「健脚ならば1日でも十分こなせるコース」とのこと。

事あるごとに膝を痛めている自分は果たして健脚なのかよくわからないが、年齢的にはその部類に入っていないとマズいような気がしたので、行けると判断。

しかし問題は時間。

今回のコースはそれなりの標高差(最大1400m、累積2000m)でそれなりの距離(23km)のため、かなり長い時間が掛かることが予想される。

(この標高差と距離は去年2日かけて雲取山に行った時と殆ど同じ………)

ところがこの季節、日が沈むのは16時半頃。

登山開始はどんなに頑張っても一番早くて7時半頃。

つまり、9時間くらいしか明るい間の行動時間がない。

地図で見た感じだとコース上に鎖場のようなところは殆ど無いようで、通常の登山よりも早めに移動できることは確かだが、かなり時間がギリギリになりそう。

しかもここ最近ずっと部屋に篭っていて、さらに若干風邪気味…生きて帰ってこられるのかこれは…

今まで殆ど人に付いていくような登山しかしてこなかったので、はじめて登山計画書を書く。

予想以上にギリギリな予定に、かなり不安になって前日はあまり寝付けない…と思っていたのですが、授業に遅れそうで久しぶりに駅まで走ったので疲れてすぐ眠れました。(体力の落ち具合を察して頂きたい。)

2015/11/21


4時起床、シャワーを浴びて着替えて4時半出発。

最寄りより4倍くらい遠い駅へ走って始発に乗り込みます。

徐々に明るくなる空を眺めながら電車やバスを乗り換えて、バス停『焼山登山口』に到着しました。(7:15 以下、予定より遅れていたら赤で、早かったら青で横に書いていきます

バス停横の神社

この神社の裏に(ぼくは行っていませんが)トイレがあるそうです。

バス停の名前が焼山登山口なのに、登山口は思いのほかわかりにくかったです。

(バス停より西に向かって二番目の曲がり角で左に曲がれば登山口に着きます。)

見上げると青空にうろこ雲。
うろこ雲

今日は最高の一日になりそうだ…(ただし完歩できれば。)

岩に木が。

登山者の方はお入りください

ゲートを越えてると、いよいよ登山道です。


この辺りは暖かい季節はヒルに注意しなければならないため、行くなら春先か秋が良いと思っており、そういった意味でも今回は絶好のチャンスでした。


まずはこんな石畳を歩きます。なるほどこれが自然歩道か。



今回のコースは日が落ちるのが早いこの季節、日が落ちる前に下山するにはかなりタイトなタイムスケジュールでした。

そのためかなり急いで歩いていたのですが、写真も撮りたい。という複雑な乙女心が生んだよくわからない写真が上の二枚でした。

徐々に、紅葉が綺麗な標高になってきました。



せっかくの紅葉が台無しな写真も撮りました。


でもこれはこれでアリなのかも。


なかなか急な坂道を越えると、焼山の山頂に到着しました。(8:50 ±0

焼山山頂(まさかのピンボケ)

山頂には展望台が在りました。


当然上ります。

blow upだ!

最高の眺めでした。

飛行機雲が。


上述した通り、あまりチンタラしている暇はないので少し食べてすぐに出発します。

稜線…?

今までで一番細い稜線?を歩いていくと、二つ目のピーク、黍殻山山頂に着きました。(9:35 +5

黍殻山山頂

黍殻山には無人の雨量調査機があります。


ここの下りは結構急で、慎重に行きます。


こういう何かが掘り返した跡が沢山あったんですが、誰がやったんでしょうか。鹿の足跡も沢山あったのですが、鹿って掘り返すのかなあ。。

大平分岐まで来たら水場の掲示があり、ちょうど水もなくなってきていたので水を汲みに行きました。

が、思ったより遠いうえに、前日の雨でめちゃくちゃ滑って転びながら行く羽目に…かなり時間をロスしました。

大平下水場

水の音がするからすぐそばにあると思ったんだけどなあ…

しかし、この後の水場は地図に書いてあっても(急いでいたためか)見つけられることができなかったのでここで水を汲んでおいて正解でした。

八丁坂ノ頭(10:15 +25) 
水場のタイムロスで予定より25分の遅れ。少し焦ります。

面白い形の松。

自然歩道最高地点(1433m)

いつの間にかだいぶ登っていました。

突然視界が開けた、と思ったら姫次に到着しました。(10:35 +25)

姫次

富士山見えるし日も当たるし最高の休憩スポットだと思います。

時間はなかったのですが少し腰を下ろして足を休めました。

次に目指すのは今日のルートの最高地点、蛭ヶ岳です。


富士山がよく見えるというお知らせ。



なんだ楽勝だ!とか思って歩いていたら、最後に鬼の階段責めで全体力を持っていかれました。

階段地獄

時々視界が開けて、楽しい道ではありました。

あと400mの看板を見てから長いこと長いこと。。。ようやく山頂に到着です。(11:55 +15)

蛭ヶ岳山頂

実は今回、蛭ヶ岳に12時までに着かなかったら諦めて引き返そうというつもりだったのですが、この条件はギリギリクリア。

というわけで、一番最初の赤文字の宣言はここで出たのでした。
うろこ雲

神奈川の街を見下ろす。

少し休憩して出発。

ここから先はひたすら稜線を行きます。


もう、飽きるほどに。


鬼ヶ岩

棚沢ノ頭を通過(12:45 +15

ソ・ラ・ノ・ミ・チって感じ。

丹沢山に到着(13:30 +15


ものすごく疲れて、さらにカラカラにのども乾いていたので小屋で500円のコーラを買いました。


ぼく実は、あまりコーラが好きでは無かったのですが、この日飲んだコーラは今まで飲んだ中で一番おいしかったです。

あまりに疲れていて飲み終わってから写真を撮った。

疲れた体に染みる、なんて言いますが、これほどその感覚を味わったのは初めてでした。

こんなに疲れてもこんなご褒美があるなんて、やっぱり登山は最高です。

と言ってもまだ完歩したわけではありません。。。

塔ノ岳を目指して出発、重い腰を上げます。

だんだん日が落ちてきました。

丹沢山と塔ノ岳の間は富士山がよく見える道でした。

そしてようやっと、塔ノ岳到着です。(14:15)


ここで久しぶりに電波が入ったのでツイートをしましたが、後で見てみたらものすごく余裕がない感じのつぶやきで少し面白かったです。


江の島が見える(お分かりいただけるだろうか。。。)

クッキーを食べて(これもまた今までで最高に美味しかった。)下山開始です。(15:10 +25

塔ノ岳の大倉への下りはものすごい数の階段を下ることになります。

実は今回、はじめてテーピングをしてみたのですが、そのおかげなのかわかりませんがここまであまりひざの痛みを感じずに来られました。

もしかしたら今日はほとんどひざを痛めずに終えられるのでは…と思ったのですが、結局この下りでズタボロにされました。。

時間が日暮れまでほとんどなかったので転倒に気を付けながら大急ぎで下りました。

見晴茶屋まで一気に下ってきたところで一息つきます。

もう夕日が…

ほとんど日が落ちてしまい、足元も見えにくくなってきたのでライトをつけようかと思ったところで大倉バス停に到着しました。

下山完了です。(16:45 -15

下山に要する予定時間より30分近く早く下れたのでなんとかなりました。

この後は温泉に入ってマッサージをしまくっておうちに帰って寝ました。

丹沢に来たときはこの温泉に入っています。

今回はたまたま何もアクシデントがなかったので予定通り行けたようなものでしたが、あまり時間の余裕がなくて写真もろくに撮れなかったので、次回はもっと余裕を持ったルート設定をしたいと思いました。


ちなみに今回、初めてログをとったのですが、なんか意味わかんない数字になっていたしPCに取り込めないしなんかよくわかりませんでした。。。


今日は24kmくらいの予定だったんだけどなあ…

たぶん今日が今年の登り納めだったのでいい思い出になりました。

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