千光寺から。 |
2015/11/3
お囃子の音で目が覚めると7時ごろ。
朝の尾道はシンと冷えます。
のんびりと支度をして、ゲストハウスを出ました。
昨日は暗くて見えなかったけど、こんな門があったんだなあ。
次のお客さんが入るまで荷物置いておいていいという話だったので、サブで持ってきたデイバッグで出かけました。
貫禄のある猫。 |
昨日歩いていためちゃくちゃ細い道は、猫の細道という道だったようです。
猫の細道 |
写真のように、道の至る所に猫の足跡が彫られていて、とてもかわいらしい。
確かに尾道は野良猫が多く、カメラをぶら下げて歩いていたら、 「猫ですか?」と話しかけられるほどにゃんこスポット()だったようです。
他にも、(猫の小道に限らず)町の至る所に「有名画家写生地」というオブジェがあり、さすがアートの町といった感じです。
有名画家写生地 |
ぼくも写生しちゃおw という気分になりましたが、今日は写真撮影に専念することにしました。
千光寺展望台から |
朝起きた時から気が付いていましたが、今日はまさに快晴。めちゃくちゃ気持ちがいいです。
お寺とかよくわかりませんが、とりあえず町のトレードマーク的なお寺、千光寺に向かいました。
朝日を浴びる木の根。 |
千光寺本殿への道は「文学のこみち」という名前がついており、道のあちこちに尾道に所以のある詩人、作家の有名な一句、一節が添えられていました。
文学のこみち |
御手洗もそうでしたが、尾道も町全体で観光客をもてなしていることが伝わってきて、来てよかったと心から思えました。
岩の間をくぐる。 |
千光寺 |
お参りをして、さらに進むと、唐突に岩を上る修行スポットが現れました。
たまゆらの作中でもここを上っているシーンがありましたね。
ぼくもがんばって上りました。
岩の上から。 |
風が通ってとても気持ちのいいところでした。
朝早くて人も少なかったので、のんびりと町を見渡すことができました。
千光寺(下から) |
公園で猫が日向ぼっこをしていました。
こ、これはかわいい…
朝食をまだとっていなかったためすっかり腹ペコになってきたので、商店街まで降りることにしました。
朝の商店街 |
最初泊まろうと思って電話したゲストハウス。いい雰囲気だし、いつか泊まりたい。
ゲストハウスあなごのねどこ |
まだ早かったかつ、祝日でどこも開いていなかったのですが、やっと開いている喫茶店を見つけました。
ただのモーニングなんですが、すこし歩いてから食べる朝食はとてもおいしかったです。
喫茶店から出たら、少し瀬戸内の海を見に行きました。
路地 |
この家、昔は船着き場だったんでしょうか。(ブラタモリの影響)
誘惑に負けて、手作りケーキのお店に入ってしまいました。
抹茶のティラミス |
偉人たちの足 |
尾道の路地は、ついカメラを構えてしまいます。
千光寺ロープウェーを素通りし、お寺巡りルートへ入っていきました。
さすり牛 |
さすったところが良くなる系の置物だったので、頭をさすりまくりました。
みざる、いわざる、、、かとおもったらめっちゃ見てるし叫んでるし耳を澄ませている。
なんか由来が書いてあったのですが、忘れてしまいました…
幸せはちょっとした出会いからはじまる |
こういうのいいですね。この黒板との出会いが幸せでした。
西國寺 |
ここに心の友(空想)と座って語り合いたい。
一応目的地だった三重塔に到着。
三重塔 |
広角レンズ持ってきておいてよかった。
ただ降りるのもつまらないなあ、と思っていたらなにやら登山道っぽいものを発見。
懲りずに突入します。
なんのあてもなく歩いていくと、なんだか大きな岩があったのでよじ登ってみました。
岩の上からの眺め |
なかなかいい眺めでした。
が、降りられない。
というハプニングを乗り越え、さらに山の奥へ進んでいきました。
人が歩いた形跡が少ない…
千光寺山山頂、136.9m |
千光寺山という山だったのか。
何やら廃墟を発見。梯子があるので上ってみました。
? |
なんかよくわからない廃墟を後にして、違う道で下山してみることにしました。
失敗でした。
人が通った形跡が少なかったため蜘蛛の巣がたくさんあり、木の枝を振り回してそれを破壊しながら進んいたのですが、さらに足元の雑草の背も高い、傾斜もきつい。
道も不明瞭。
マークを見つけて必死に歩くという感じでした。
蜘蛛の巣 |
大して歩いていないのに、ものすごく疲弊し、整備された登山道のありがたみを身に染みて感じました。
ようやく脱出…
ヘトヘトになって歩いていると、なんともほんわか雰囲気なお好み屋さんが。
とても話しやすいおばちゃんで、(広島風)お好み焼きもおいしい上に安く、とてもいい時間を過ごせました。
こういうの写真に撮っていいのかわからないけれど、すごい量のお墓だったのでつい。
食後のお散歩。
路地の交差点 |
松の木に大量のコケが。 |
猫の雑貨屋さんに入ってみました。
だんだん日も沈んできたので、再び千光寺へ向かいました。
岩をも貫くド根性の木。 |
千光寺ロープウェイ |
ついに、夕方になってきました。
尾道の夕方、ずっと見ていても飽きないくらいきれいでした。
今日のベッチャー祭りのフィナーレに、階段をおみこしが駆け上がるという噂を聞いたので、その神社に来てみました。
この階段をお神輿が上がるとか無理でしょ…と思いながらも、待機します。
しばらくすると、すごい迫力のお神輿が商店街を抜けてこちらにやってきました。
道路を渡って、ついに階段を上り始めます。
本当にお神輿が階段を上っていった!
お神輿は二つあり、もう一つはベッチャーの太鼓の演奏や、ギャラリーみんなで引き上げるなどの様々な余興を交えていました。
絆おじさん。 |
境内で舞うお神輿 |
お祭り楽しくて夢中になっていたら、今日の夜行バスの集合場所の岡山駅への鈍行での終電が行ってしまいました…
大慌てで特急に乗り、岡山駅で大急ぎで夕飯(らーめん)を食べ、帰宅しました。
初めて自転車ではなく徒歩と電車で旅をしましたが、 これもなかなか楽しいものだと気が付きました。
特に尾道のような階段が多いところは自転車では通れないので、徒歩でのみ楽しめる景色でした。
来年は尾道からしまなみ海道を通って、四国に行きたいなと、もう何度目か分らない決意をしました。
(おしまい)
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